スポーツでのテーピングで、多くの人が勘違いしていること!

皆さんこんにちは、高松市国分寺町の鍼灸マッサージ院 院長の橘 和志です。


「テーピング」今ではプロ選手から小学生まで使っていますね。
スポーツをされている方は目にする機会も多く一般的だと思われますが

実はこのテーピングの使い方・考え方を
勘違いされているスポーツ選手や指導者がいらっしゃいます。

本日はスポーツにおけるテーピングの使い方についてお話したいと思います。

※今日の記事はテーピングの巻き方のお話ではありません

・テーピングの効果とは?
・どんな時にテーピングをするのか?
   テーピングの使い方 その1
   テーピングの使い方 その2
   テーピングの使い方 その3
・テーピングを使用するときの意識

テーピングの効果とは?

突然ですが皆さんはテーピングにどんな効果があると思いますか?
テーピングカット
・痛みを抑える
・怪我の治療する
・筋肉の働きを助ける

というように考えたりしていませんか?
これは半分正解で半分間違いです。

結果的にこのような効果につながることはあるかもしれませんが
テーピングの本来の効果これではありません。

ではテーピングにはどのような効果が期待できるのでしょうか?

答えは



関節の動きを制限する



基本的にはこれだけです。
※関節の動きを制限した結果、痛みを感じにくくなったり
治療の助けになったり、筋肉の補助になったりはします

テーピングを使用するときは
この関節の制限を意識するようにしてください。

どんな時にテーピングをするのか?

では正しいテーピングを使われ方についてお話します。

テーピングの使い方 その1
【応急処置】
怪我をした直後の応急処置として
患部を固定するために使用します。
足首の捻挫が一番イメージしやすいですね。
応急処置が必要
痛めている方向への動きを制限できるため
痛みとしては軽くなったり、発生しにくくなります。

他にもアキレス腱の断裂や骨折、脱臼などの怪我に対し
テーピング固定により痛みが起きにくくなる効果があります。

ただしこれは痛い方向に動かないようにする
「応急処置」であり、痛みの原因がなくなったわけではありません。
テーピングにより無理が出来るというわけではないのです。


足首の捻挫をした選手に対し
テーピングでガチガチに固めてプレーさせる
というシーンを私も見たことがありますが

私は絶対におススメしません。

固めないとプレーできないような状態の選手を
試合に出すというのは指導者として失格だと
個人的には思います。

またそこまでガチガチに固めてしまっては
本来のプレーなどできるはずありません。

例えばメンバーの人数がギリギリで
一人欠けると棄権しなければいけないという状況であれば、
固めてコートに立たせることはあるかもしれませんが
その時は周りのメンバーのみでプレーするべきだと考えます。


テーピングの使い方として一つ目は
あくまで「応急処置のため」ということを頭に入れて下さい。
選手に無理をさせてはいけません。


テーピングの使い方 その2
【怪我の予防】
これこそがテーピングの本来の使い方とも言えます。

テーピングは怪我から復帰したあとの
予防・再発防止のために使います。

テーピングにより痛みが消えたり
怪我が治ったりするわけではありませんので注意しましょう。


ただし治療に関して全く意味がないというわけではありません。

怪我の急性期が終わると最近では
割と早い時期からスポーツ復帰を進めていきます。
怪我からの復帰
しかし怪我したばかりの関節は安定性が低く
損傷方向の動きに対しとても弱くなっています。

そこで弱い方向への動きを制限することにより
痛めている場所にかかる負担を減らします。


内反捻挫では内反方向にいかないように制限
膝側副靭帯損傷では膝の左右方向制限
といった感じです。

これにより早期の競技復帰が期待できるため
間接的なテーピングの治療効果とも言えるでしょう。


テーピングの使い方 その3
【筋肉の補助】
これについてはかなり多くの皆さんが勘違いしています。

筋肉の補助というのは、筋力を助けるわけではありません。
筋肉の代わりにはならないのです!

例えば、肩の筋肉を補助するテープを使うとします。
肩の筋肉は腕を動かしていますが
実は腕というは結構重いんです。

その重い腕をスポーツで振り回すための筋力はとんでもなく強く
テープの伸縮力でどうこうなるレベルの強さではありません。

イメージとしては、
本来は100の筋力があるのに
怪我でのせいで80になってしまったという選手に対し

筋肉補助テープを使うことで80.3になりました!
というようなものです。

これではあまり効果はありませんね。


では本来の意味の「筋の補助」というのは
どいうことなのでしょうか?

それは、テーピングにより関節の動きが制限されるため
痛めた筋肉を使わなくて済むという意味です。

筋肉の収縮力を助けるという意味ではなく
その筋肉をなるべく使わないようにするという意味です。
勘違いしないようにしましょう。


テーピングを使用するときの意識

テーピングをする時に
「どういう目的で巻くのか」
ということが分かっていることは
非常に重要になります。

繰り返しになりますがテーピングの目的は
関節の動きを制限することです。

次からテーピングをする時は
なんとなく巻くのではなく

「どの関節をどの方向にどの程度制限するのか?」

これをしっかりと考えながら巻くようにしてくださいね。


当院ではスポーツ障害治療と合わせて
テーピング指導も行っております。

痛みでお困りの方、これからスポーツ復帰を目指す方は
ぜひ一度ご相談ください!



本日の記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。