ストレートネック・スマホ首のセルフ矯正法

現代ではパソコンがないと仕事にならない
という職業の方がかなり増えました。

そして数年前からはスマホの普及率が急速に伸び
すでに80%近くになっているそうです。

そして以前よりも急増しているのがストレートネックです。

以前はパソコンを使う大人に多かったのですが
最近のスマホ利用の若年齢化、屋外遊びの減少により
大人だけでなく小中学生の子ども達の中にも
ストレートネックに悩む人が増えています。

ちなみにこの「ストレートネック」というのは俗称で
正式な病名ではありません。ぎっくり腰や五十肩と同じですね。

本日はそのストレートネックについて解説していきます。
治療法予防法を試す前に必ず「最後に」の項目を読んでくださいね

1.ストレートネックとは
2.よく見られる症状
3.主な原因
4.自分でできる治療法
5.ひどくさせない予防法
6.最後に

1.ストレートネックとは

言葉を直訳すると「真っ直ぐな首」となりますね。
何が真っ直ぐなのかというと、当然首の骨の事です。

人間の頸椎(首の骨)は本来ゆるいカーブを描いて並んでいます。
正常な人ではこのカーブ(生理的前湾角度)は約30~40°です。

しかしスマホやパソコン環境により
このカーブが少しずつ少なくなっていき
角度が30°以下になるとストレートネックと呼ばれます。
ストレートネックのイメージ
この言葉を聞いた人の中には
「首の骨が変形して真っ直ぐになっている」
というようなイメージを持たれる方がいます。

確かにストレートネックの期間が長期間に及ぶと
骨自体が変形してきますが

多くの場合は骨が変形しているのではなく
骨の配列がズレていることがほとんどです。
治療ではこの配列の調整・矯正を目指すことになります。

2.よく見られる症状

ストレートネックになると様々な症状に悩まされる可能性があります。
例えば次のようなものです。
・頭痛
・頭重感
・肩こり
・首の痛み
・寝違えが多い
・めまい、ふらつき
・手のしびれがある
・猫背

実際に書きだすと少し怖いですが
これらがすべて出るわけではありませんし
症状の程度の差もあります。

ここに書いた症状が複数出ていたり
長期間持続している場合は
少し気にした方がいいかもしれません。

首から腰まで背骨は繋がっていますので
背中や腰にまでストレートネックの影響が及びます。
場合によっては腰痛の原因が首にあるといこともあるのです。

※撮影のため極端に首を前傾させていたところ
短時間でも気分の悪さが出てきました。
それだけ首は繊細だという事を知っていただきたいです。

3.ストレートネックの主な原因

細かい原因としては様々ありますが
ざっくり言ってしまうなら
姿勢が悪いこれにつきます。

悪い姿勢とは何かというと
頸椎が前方にズレる方向の力が
持続的にかかる姿勢
のことです。

長期間の悪い姿勢の繰り返しにより
少しずつ首のアーチは少なくなり
最終的にストレートネックになるわけです。

ではその首に悪い姿勢を紹介します。
次の3つの姿勢は頸椎に前方方向の負担がかかります。

・パソコン姿勢

特にこの写真の様に覗き込む形が最も負担がかかります
首が前傾
・スマホ姿勢
いつでもどこでも見れるうえに
熱中すると負担がかかっていることに
気付きにくいです
スマホ姿勢
・首枕でくつろぐ
リビングでTVを見るときなどに
やってしまいがちな姿勢です。
くつろぐ姿勢で頸への負担このまま寝てしまうと最悪です。

4.自分でできる治療法

先ほども書いたように、ストレートネックは骨の配列がズレているので
治療ではこの配列の調整・矯正を目指すことになります。

皆さんはこちらのページを見る前に
他のページを調べてみましたか?

ネットで調べて出てくるのは大体が次の3パターンです。
・テニスボール連結パターン
・タオルで首を抑え上を向いてから顎を引くパターン
・丸めたタオルを首にあて寝るだけパターン

これらはどれも間違いではないと思いますが
3つとも足りないところがあります。
それは首の軸のズレ意識していないというところです。

上記3つの方法はどれも
首のカーブを回復させるための運動ですが
ストレートネックはほとんどの場合
カーブが減ると同時に首の軸が前に傾いています。

これを無視して首のカーブを回復させると顎があがるだけで
残念ながら荷重を受けれるような首の配列にはなりません。

それらも踏まえてこれから紹介する方法を試してみてください。
(しびれなどの神経症状や吐き気がある場合はまずは病院へ)

私がおススメするのは上記の方法の3つ目
丸めたタオルで寝るパターンの応用です。
では順番に説明します。

1、重ねたクッションを背中にあててねる

その状態でリラックスし軽く頭を左右に動かします。
これは首の軸の前傾を取るための運動です。
ストレートネックセルフケア3※この時点ではまだアゴが上がったままで構いません。

2、丸めたタオルを首の後ろにあてる

その状態でリラックスし軽く頭を左右に動かします。
これはカーブを回復させるための運動です。
セルフケア2この時タオルが高すぎると1の手順で戻した
首の軸がまた前傾してしまうので注意しましょう。
※この時点でもアゴが上がったままで構いません。

3、頭のてっぺんから少しにタオルか枕を挟む

これは2の手順で上がってしまう顎を戻すことが目的です。
セルフケア3
これが高くなり過ぎるとせっかく手順2で作った
カーブが無くなってしまいますので注意しましょう。

はじめは各手順を2、3分ずつ程度で終わらせてください
姿勢を戻そうとする時は少しずつが基本です。
いきなり戻そうとして時間を長くすると
逆に首は痛くなります。

今まで長い期間をかけてズレてきた首が
いきなり元に戻ることはありません。

とにかく少しずつを意識しましょう!

上記の治療法を行ったまま寝る事は
絶対にしないようにお願いします。


5.ひどくさせない予防法

治療と同じくらい大事なことは予防です。

いくら上記の治療を頑張っても
普段の生活で首の負担がまた増えれば
いつまでたっても治ることはありません。
治療と同時に予防の事も考えていきましょう。


予防は「原因となっていることをしない」が基本です。

・パソコン姿勢
骨盤を立て可能な限り覗き込まない。
ただパソコン使用する限り首の負担を無くすことはできません。

出来る対処としては、間で休憩を入れ固まりをリセットすることです。
リセットについては過去の記事を参考にして下さいね
→ パソコンによる肩こりのお話

・スマホ姿勢
こちらもパソコンと同じで、使うこと自体が負担なので
できる対処は少しでも負担を減らす使い方をするしかありません。
スマホ姿勢比較下よりも前!
前より上前よりも上!

これを常に意識しておいてください
脇の下に反対の手を挟むだけでも多少は軽減されます。
首の痛みが軽減される
とにかく一番良いのは使う時間を減らすことです。

・首枕でくつろぐ
くつろぐときは横向きの方が負担は少ないです。
必ず枕を使い、頭の位置は時々左右を入れ替えて下さい。

6.最後に

現代病ともいえるストレートネックは
様々な症状を引き起こし多くの人が悩んでいます。

こちらの記事を参考にすることで
皆さんのお悩みを少しでも解決できればと考えております。

長年ストレートネックで苦しんでいるという方は
ある程度ご自分の首の状況を理解されており
心配は少ないと思います。

しかし「最近になって自分がストレートネックであることに気付いた」という方が
自分の首の状態を把握することは難しいです。
ですので、最初はプロに指導を受けることをオススメします。


首は細い筋肉が多く、とても繊細な関節です。
刺激が強すぎるとすぐに痛みが出てしまいます。

とにかく無理はしないように注意して下さいね!




本日の記事は以上になります。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからもスポーツに役立つ記事をどんどん書いていきます!
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